1.どんなデータタイプが現在Giovanniによりサポートされていますか?
2.Giovanniは新しいソフトウェア標準のサポートが必要ですか?
3.Giovanniは新しいハードウェア標準のサポートが必要ですか?
4.Giovanniは新しいデータフォーマットのサポートが必要ですか?

5.Giovanniは単に著作権についてだけ扱うのですか?
6.Giovanni電子透かしは、どうして著作権を主張することに役立つのでしょうか?
7.ビジネスの問題とGiovanniの鍵をベースとするセキュリティメカニズム
8.Giovanniを利用することによって恩恵を受けるのは誰ですか?
9.どのような状況下でGiovanni電子透かしを使うことができますか?
10.より実際的なテクニックと実践

どんなデータタイプが現在Giovanniによりサポートされていますか?

音声と静止画、そして間もなくビデオもサポートします。


Giovanniは新しいハードウェア標準のサポートが必要ですか?

いいえ。

デジタルコンテンツに電子透かしをエンコードしたりデコードしたり、或いはスクランブルそして復元するために、一つのアプリケーションソフトウェアが必要ですが、一方Giovanni製品はは既存のファイルフォーマット、ビューア、そしてプレーヤとシームレスに連携します。


Giovanniは新しいハードウェア標準のサポートが必要ですか?

いいえ。

Giovanniを意識したハードウェアの開発は利益をもたらしてくれるかもしれませんが、電子透かしシステムは特にCDプレーヤとVHSプレーヤのような既存家電との下位互換を提供するために設計されています。“信頼できない”或いは“安全でない”既存家電とPC機器の巨大さゆえに、Giovanni電子透かしとScramblerを使用せずに“信頼できるシステムだけ”といったアプローチは、メディアコンテンツの所有者にとって本当に安心なシステムと比べると需要が極端に少ないと信じています。Giovanniを意識したハードウェアには、コンテンツの流通を意識していないメーカーによる、単なるフィルタリングのためのPC周辺機器のような装置を含みます。更にハードウェアメーカーとの意見交換では、著作権侵害の根本的抑止手段と同様に、コンテンツの流通量の測定したり制限するために、Giovanniソフトウェアの需要が伸びていることがわかりました。


Giovanniは新しいデータフォーマットのサポートが必要ですか?

いいえ。

Giovanni製品は、オリジナルのデジタルデータに直接統合されます。私達の処理によってデータの長さやフォーマットが変わるわけではありません。Giovanni情報はファイルのヘッダーではなく、サンプル自身にそしてデータのファイ
ルフォーマット固有の粒状に存在します。Giovanniは知覚によるコーディングモデルを通じて、人間のアナログ出力への信号処理を反映しています。従って、人間の享楽も同様です。結局、人間はアナログ的なのです。


Giovanniは単に著作権についてだけ扱うのですか?

著作権はデジタル配信の問題の表面に触れただけです。他にもコンテンツに関連する沢山の権利があります。このドキュメントでは一般的な権利のモデルとして、そしてわかり易い問題として、著作権に関し議論しています。
Giovanni電子透かしは読めるテキスト情報を使ってメディアコンテンツをエンコードするため、どんな権利でも、またマーケティングのデータも含めることができ、マルチメディアの商取引や交換のシステムを開発する手助けとなります。

Giovanni Scramblerは、独自プレーヤや新しいファイルフォーマット、或いは新しいハードウェアと言った高価なニーズを必要とせずに、“コピーの問題”に取り掛かることができる様に設計されています。


Giovanni電子透かしは、どうして著作権を主張することに役立つのでしょうか?

Giovanniのユニークなマルチレイヤ設計は、他の技術が提唱しているのと違い、同一のマルチメディアコンテンツ上に隣接している権利や、或いは同様の情報を共存させることができます。個々の“レイヤ”は、それぞれに生成され
た“鍵”を使ってアクセスできます。この鍵はシンメトリック(つまり、エンコードとデコードの両方の操作で同じ鍵を使う)でも良いですし、或いはアシンメトリック(“パブリック鍵”)(つまり、パブリック鍵とプライベート鍵の一対のペアをエンコードとデコード操作に使う)でも構いません。パブリック鍵の暗号システムの恩恵は、RSA等の別のサイトで詳しく述べられています。

例えば、1つのレイヤを“著作権レイヤ”として利用し、著作権情報を透かしとして埋め込みます。著作権所有者や代理人は、著作権レイヤの鍵で管理することができ、或いは第三者に保管して貰うことも可能です。そして同一コピー上の第2のレイヤを“流通レイヤ”と指定し、2番目の鍵の流通レイヤ鍵で電子透かしを埋め込むことができます。この鍵は販売代理店契約を結ぶのと同じ要領で、特定の流通業者に与えても良いでしょう。第3のレイヤは、消費者がコンテンツを利用できるように、消費者情報を埋め込む“所有者レイヤ”として指定することが可能です。販売業者は、消費者が買い物をした時に領収書を発行するのと同じ要領で、“所有者鍵”を購入者に自由に発行できます。全てのレイヤは別個のものであり、3つの個々の鍵によって統合的にコンテンツを追跡することが可能であり、コンテン
ツのプライバシーと効力を確かなものにします。

単体の透かしでも複数の情報を含めることが可能です。マルチ鍵、マルチレイヤ・システムのポイントは、違ったアクセスレベルを設定できることです。さらに重要なことは、私達は電子透かしメッセージを消去できる所有者鍵を所有者に与えたくありません。所有者情報は流通レイヤに埋め込むことができ、そうすることにより流通業者は所有者が所有権を確認できる所有権レコードを複製することが可能となります。

従って、もし出版者があるタイトルを流通しようとするなら、Giovanniで個々のコピーに購入者の所有物を証明するラベルを付けることができます。さらにコンテンツの単純な証明だけでなく、アカウント番号やクレジットカード番号等の
ような関連する情報もいくつか同時に透かしとして埋め込むことができます。例えば、インターネット上のあるサイトで不正コピーであろうと思われるコンテンツを発見した場合、所有者や出版者はそのコピーをダウンロードし、問題とな
っているタイトルに適用されている”鍵”全てを管理しているデータベースを利用して、Giovanniの解凍プログラムにかけてみます。するとGiovanni電子透かしソフトウェアは、疑わしいコンテンツのコピーに埋め込まれていると思われる透かしを抽出するため、鍵のデータベースを使ってダウンロードしたコンテンツをスキャンします。もし透かしが抽出されれば、不正コピーであることの証明になります。出版者はシステム管理者と共に、そのサイトからどの位ダウンロードされているかを記録したログ情報を得ることが可能でしょう。この情報は、透かしIDと一緒に犯人に対して権利を主張するために使うことができます。クレジットカード情報を電子透かしとして埋め込むことは、社会的に問題となる可能性があります。この戦略の賛否はコンテンツの流通業者や一般消費者の意見に委ねたいと思います。しかしな
がら私達は、既にユーザとの購買契約を持っているサイト上で流通する場合に、限られた一般常識の中で、価値あるコンテンツは“より安全”であるべきことを強く提案します。


ビジネスの問題とGiovanniの鍵をベースとするセキュリティメカニズム

媒体ファイルの相対サイズ(15秒の歌のクリップ、テレビのコマーシャル、映画の予告編等)に加えて品質(たとえば、CD 品質に対するFMラジオ品質)が、価格決定に大きな役割を果たします。他には、タイミング(コマーシャル、ライブ中継、ニュースなど時間に敏感なメディア、その他)もまた重要な要素です。これは議論するべき問題ですが、Giovanniの構造上の主要な設計コンセプトは、実世界でのコピーに関する責任とそれらコピーに対する責任割当てを理解することに基づいています。同じ媒体上におけるある特定の権利に対する他に付随する権利、“相対価格(relative pricing)”と呼ばれる価格政策も同様に価格決定に大きな役割を果たします。公的公演の権利、作詞の権利、著作権、放送権等の比較は、流通経路に関わらない方(関わっている方でも)にとっては複雑です。要は、市場への壁が低く、たくさんばらまかれ、多くの人目に触れる受動的なメディア(例えば音楽)は、静止画やビデオのようによりインタラクティブなメディアとは価格体系において関連はないのです。実用へのシナリオもまた大きく違います。

従って、コンテンツに統合された繊細な電子透かし情報へのアクセスは、電子透かしの鍵の価格と直接関連しています。重要な権利をエンコードするのに使われる鍵は、放送や流通過程で使われる鍵、あるいは個々のコピーに所有者としての権利を埋め込む鍵に比べると、“市場価格”が高くなるのは必然です。マルチ鍵の使用、公演や放送の鍵、そしてネットワークに基づく鍵に関するより詳細な権利の関係については、創立者による追加的な特許適用ファイルの中で明らかにします。これらの問題の多くは、たとえ利用方法が大きく違ってもそのメディアコンテンツは同一である可能性があるため、複数アプリケーションの中で融通が効くためのより頑丈な電子透かし構造を必要としています。根本的に互換性に基づいた設計は、常に利益をもたらしてくれます。違った好みをもつクリエイティブで利己的な人間のコミュニティーにとって、個々のユーザのニーズを満足させることのできる電子透かしシステムを提供することは、更に価値があります。このような状況の下、Giovanniこそ将来への保証を持ち備えていると確信しています。

Giovanni Scramber/Playerは、同様の相互操作を可能とする設計になっています。そして、コピーに対する責任の確立と消費者への流通目的によるメディア複製の制限の両方を求める方達に対して、更なるセキュリティを確かなものとします。


Giovanniを利用することによって恩恵を受けるのは誰ですか?

電子透かしとスクランブリングの両方のGiovanni製品は、デジタルマルチメディアコンテンツのクリエータや流通業者、或いは発行者なら誰にでも利益があります。


どのような状況下でGiovanni電子透かしを使うことができますか?

Giovanniは、流通契約の違反を追跡したり、メーカー出荷のオリジナルであることを判定したり、ディスクのプレス毎にマスターコピーを区別したりする目的で使用でき、デジタル音楽CDのような現在の物理的標準メディアで可能で
す。Giovanniはまた、オンラインシステムでコンテンツをサービスする前に、ディスクのサンプルに著作権や流通制約の注意書き等を入れることも可能です。正式にライセンスされているかいないかに関わらず、Giovanniのおかげで、プレスされたCDからたくさんのオーディオトラックがオンライン流通システムへの道を見つけ出したようです。音楽CDからコンピュータへ音楽を移植することは非常に簡単です。従ってGiovanniの早期利用は、そのようなコピーへの将来の脅威を感じている発行者にとって有益です。反対にオンラインの普及から、電子透かしの埋め込まれていないデジタルコピーは流通業者と発行者から受け入れられなくなると予想されす。しかし、公認されていないサイトのポリシーとしては引き続き利用されることでしょう。全てのメディア産業において、デファクト電子透かしチェックが所有者とアーティストの権利を行使するために必要となるでしょう。

例えば音楽産業では、CD製造工程に従うと、一回のプレスでの各ディスク(小さいレーベルで1,000〜1,500枚)には、同じ電子透かしが持たされるので、個々のオーナーを特定する電子透かしの可能性は活かされないことになります。そこで大きな発行者に対しては、小さいロットでのCDプレスを要求し、地理的情報、リリース日付やレコーディングに関する他の重要な情報等を別々のマスターとして電子透かしを埋め込むことを提唱しています。将来は各ディスクに独自の電子透かしを挿入するために個々のディスクを製造する機械が経済的に可能となるでしょうし、また必要となるしょう。

ここでの議論でも明らかな様に、そしてその融通性からも、消費者が出版者やダウンロードサイトに電子的に接続し、音楽や他のデジタルマルチメディアコンテンツの真のオンライン流通が到来することによって、Giovanniはより役立つものとなります。これらのトランザクションでは、Giovanniは購入者が正式にライセンスされた所有物として、送信時に個々のコピーに電子透かしを埋め込みます。このようにして、購入されたそのコピーの著作権保有者、販売者、購入者を特定する別々の鍵により電子透かしにアクセスすることで、複雑な電子検査追跡は完璧なものとなります。Giovanni Scramblerは、スクランブリングされたコンテンツを逆スクランブルし無傷の状態で再生したり閲覧したりするために、Giovanni鍵を購入したユーザに改竄したコンテンツを提供することを制限します。そして、発行者がコンテンツの不正コピーを制御することが可能となります。

Giovanni電子透かしは、コンテンツの利用度を計測するメカニズムとしても利用できます。電子透かしコンテンツを再生するためのGiovanniを意識したソフトウェア、或いはハードウェアは、コンテンツが再生される時に電子透かしを読み込み、タイトルID、価格、そして支払い情報を抽出し、計測システムへフィードバックします。Giovanniは個々に生成された鍵を扱うのに十分融通が効くため、他の現存する一般的な計測技術が全てのトランザクションを同等とみなすことに比べると、その計測はより安全です。著作権、流通、オーナーシップの情報をコンテンツの断片のコピーそれぞれに電子透かしを統合できる能力から、コンテンツの真の監視と測定としての力強いモデルであることは鮮明です。くどい様ですが、Giovanniと他の電子透かしシステムを区別する大きな要素は、コンテンツを確認する一方、機器と販売者を区別する測定システムの中で鍵を変えることができるGiovanniの機能です。電子透かしはコンテンツの一部であり、取り除いたり、捏造したりすることができない鍵をたくさん持つことが可能なため、埋め込まれた情報はより安全です。


より実際的なテクニックと実践

当初Giovanni電子透かしは、デジタルコンテンツにそのタイトル、著作権、そしてライセンス所有者等の情報を電子透かしとして埋め込む、単なる道具でした。この機能の価値は、それ自身決して過小評価すべきではありません。Giovanni Scramblerは、追加的なセキュリティレイヤです。実際、現状はどのデジタルコピーに対しても責任の所在がありません。オリジナルとそのデジタルコピーは全く同じで、著作権のあるオリジナル素材からの不法コピーに対
する責任を確立することや、さらに重要なことはそのソースをトレースすることは難しく、不可能でした。Giovanniは今まで誰も為し得なかった個々のコピーに責任をもたせ、ソースの追跡を可能としました。Giovanni Scramblerは、スクランブリング鍵を欠く一般的なメディアプレーヤ上でのコンテンツの再生を制限します。

Giovanniは、著作権や他の関連権利における保険として考えることができます。保険ですから積極的に何かをするわけではありません。しかし何か問題があった時に効果を発揮します。出版者は、疑わしいコピーが発見された時にはGiovanni電子透かしを積極的にチェックする必要があります。更に、様々なサイトで透かしの埋め込まれたコンテンツの簡単なデジタル署名チェックを行うことで、不正コピーが流通される前に疑わしいコピーを追跡できるかもし
れません。このマルチレベルのセキュリティは、メディア産業と関連する権利機関にとって著作権の行使に不可欠です。同様にレイヤによるセキュリティの実施は、VISAの様なトランザクションプロバイダーがクレジットカード詐欺をトランザクション合計の0.1%以下に押さえることを可能とします。

“自分の作品の不法コピーを探し出すために絶えずネットサーフするべきでしょうか?”という質問に対する答えは明らかに“いいえ”です。しかし、それでも著作権の主張を手助けするためのパトロールという意味で、ある実行メカニズムが必要です。隠し監視ビデオカメラを地域全域の小売店に設置すれば、万引きは大幅な減少につながるというちょっとした知恵を考えてみて下さい。私達は、Giovanni Decoder/Player技術をエージェント、ウェッブクローラー、ファイルスキャナーといった同様のツールに統合する計画を積極的に遂行してきました。さらにスキャニングとインターネットサイトの探索に加えて、スクランブリングの鍵を保管管理するサービスをGiovanniユーザに提唱するつもりです。著作権の全ての管理をこの様なサ
ービスを提供しているところに任せる必要はありません。彼らのアクセスできない“プライベートな”透かし鍵と電子透かしを自分で確保しながら、“保護された”電子透かしと透かし鍵を管理エージェントに与えて自分で使うこともできます。管理エージェントはGiovanniを使うために、オリジナルマスターコピーを必要としません。他の提案と違い、埋め込まれた電子透かし情報を確認するための目的ですので、セントラルデータベースを維持する必要がありません。

Giovanniを利用して著作権を主張するための重要な政策が他にもいくつかあります。

スタジオなどで、別々の作業目的のためにコンテンツのマスターコピーをいくつか作成する時、各マスターにその目的に応じた透かしを埋め込むことができ、結果として各コピーの要求に対する責任をもつことになります。マスターから複製された不法コピーが発見されたら、Giovanni電子透かしでその不法コピーのソースが素早く照合されます。

私達は、コンテンツの安全なオンライン配信を可能とする、Giovanniを意識したサーバーを近々紹介するつもりです。
オンラインで作品を配信する際、電子透かしの埋め込まれていないコンテンツは決して配信されるべきではありません。加えて、第三者のアイデンティティーを確認するために証明と暗号化のサービスを使っても良いでしょう。電子透かしに証書を含めそれが読めるコピーを彼らだけが受取ることを確かなものにします。そしてそのコピーはライセンス
を受けた第1世代の所有者であることを証明します。流通業者に与えられるマスターコピーに追加された電子透かしは彼らに責任を持たせます。彼らはそのマスターからコピーを追加作成します。これら全てが、流通業者とオーナーとの間に相互認証の責任を生み出します。

この活動は実世界で当然為すべきことと全く同じです。Giovanniそれ自身だけでは不可能です。オーナーとして、ネットワークにつながりオープンとなっているコンピュータ上にコンテンツのコピーを決して放置しておくべきではありません。それは留守宅を鍵がかかっていない状態にしてはいけないことと同じです。出版者としては、サイトをオープンにして配信することは避け、閉鎖されたシングルユーザだけとのコネクションが実行されるべきです。

最後に、著作権所有者としては、配信サイトでの積極的な探索を方針として追求することが、著作権主張の方法として最良です。もしサイトの監視によって、著作権のある素材からコピーで電子透かしが埋め込まれていないものが発見された場合、それは明らかに不法活動を意味しています。人々はコンテンツに対し料金を支払うものですから、サービスやテレコミュニケーションに関するコストはそれ程重要ではありません。オンラインサービス業者が彼らのコ
ンピュータ上に保管しているコンテンツに関して著作権侵害として負けたように、法的整備が確立され始めています。最も注目するケースは、National Music Publishers' AssociationがCompuServeに対して著作権侵害の損害賠償請求に成功したことです。Giovanni電子透かしの履歴は、オンラインサービス業者に対しても同様に、彼らのアーカイブに何が存在していかを知る手掛かりとなります。“ユニークな識別子(identifiers)”に関する興味深い背景につ
いては、サイトhttp://www.bic.org.uk/bic/uniquidを参照して下さい。